少し長くなりますが、まずは私のペット事情についての話です。
私の生き物との経験
私は、哺乳類をペットとして飼育した経験がありません。
両親に理由は聞いたことはありませんが、おそらく私が小さい頃はアトピーが酷かったからと、転勤族だからだと思います。
幼稚園児の時、同じマンションにポメラニアン(ぽぴちゃん)を飼っている家族と、パグ(へいちゃん)を飼っている家族がいました。
ぽぴママが言うには、老犬で歯がないから撫でてもいいよと言われて、自宅に何度もお邪魔してたくさん撫でさせてもらいました。
多分、子どもは好きじゃない犬だったと思うけれど、ぽぴママが犬用おやつを私にくれたのでおやつ目当てで撫でさせてくれました。綺麗な黄金色の毛で、尻尾もふわっふわ。綺麗な犬でした。お風呂後の姿は衝撃的でした。毛が濡れると、体が細いこと!
へいちゃんは、とにかく勢いがよくすぐ飛びかかってくるし、よだれも凄くて、子ども心に怖いなと思っていたので、撫でさせてもらった記憶はありません。
後から私の母に聞いたところ、へいちゃんは子犬だったようです。
親戚の家にころちゃんという犬がいて、夏休みに泊まりに行った時に散歩についていきました。私が小さかったので、危ないと思ったらしく、あまりなでさせてもらった記憶はありません。眺めていた記憶はあります。
数年後に行った時は、違う犬で、名前は同じころちゃんでした。違う名前にしようと思ったけど、ころちゃんが言いなれていて、つい出てしまうんだとか。
Newころちゃんはたくさん撫でさせてくれました。散歩にも、もちろん付いて行きました。温厚な犬で、日常に急に現れた子どもにも優しかったです。
近所にレディちゃんという犬を飼っている家族もいました。
お散歩が大好きな子で、朝晩散歩をするので、よく会いました。
レディちゃんは散歩終わりに帰宅したくなくて入口で座り込むので、そういう時に私と会うと、立ち上がってしっぽをフリフリして、気がそれてあれよあれよと帰宅されているところがキュートでした。レディちゃんが帰ってもよい気持ちになるまで付き合うレディママも素敵でした。
小学生の時、私の仲良しの同級生は、ハムスターを飼っている子がいました。
家に遊び行ったときに起きていたら、触らせてもらいました。毛が柔らかく、手のひらでウンチをされ、へー、ハムスターのうんちって小さくてころっとしてるんだなと思いました。
夜になるとうるさいと教えてもらったので、両親が嫌がるだろうな、私の家では飼ってもらえないなと諦めました。
私のペット事情
カブトムシの幼虫を育てたことがあります。
こどもの日のキャンペーンで、スーパーかホームセンターで無料でもらいました。
毎朝、表面の土の形が変わっているのを見ると、動いてたんだと分かり嬉しかったです。せっせと土の湿り気を確認していましたが、成虫になることはありませんでした。
長く世話をしていたのはメダカでした。
小学生のころ、バケツ稲を育てる授業がありました。
水をはったバケツを夏休み中自宅で育てる中で、蚊がやってきて卵を産み、ボウフラが生まれたのです。
マンションのベランダで、洗濯物を干すのに蚊は困ると思った母が、バケツ稲の水に黒いメダカ(ヒメダカは白くて目立つので鳥に食べられてしまうから黒にしたそうです)を入れてボウフラを食べてもらおうと言い出したのです。
確か、くろちゃんと名付けたような気がします。
くろちゃんのお陰でボウフラはいなくなり、夏休み明けからは水槽に居を移し飼育しました。
くろちゃんだけでは水槽が広いなと思い、数匹メダカを増やしました。
くろちゃんは、良い餌のお陰か人一倍(メダカ一倍?)体が大きかったです。
でも、生き物なので死にます。
餌やりはかかさなかったし、水替えもやっていました。
餌やり担当の私が水槽を覗き込むたび、水面に上がっていくのが可愛らしかったです。
水槽には、水の浄化と酸素供給のためにフィルターを付けていたのですが、吸い込み口に死んだメダカが吸われているのを見つけると、悲しかったです。
亡骸は冷凍庫に入れて、夜こっそり校庭に埋めにいきました。
何度かメダカを増やしては死ぬのを繰り返し、もっと寿命の長いベタという魚を飼育したこともあります。小学生なりに調べたりもしましたが、短命に終わりました。
子どもなりに、名前を呼んでも反応しない魚類でこれだけ死んだとき悲しいなら、反応が返ってくる犬猫ならどれだけ悲しいのだろうかと考え、私は生き物を飼育する事に向いていない人間だと思いました。
私と猫
私にとって、猫は身近な存在ではありませんでした。
近所の友達に飼っている子はいなくて、遠い所にいる友達の家に両親に車で遊びに連れて行ってもらった時、一度だけ、おそるおそる撫でさせてもらった経験があるだけでした。
私が中学生の時、近所にいつも同じ野良猫がいることに気が付きました。
毎晩行くと、いる。
雨の日も、いる。
昼間も、いる。
いないのは、夏の日中と、雪の降った当日だけでした。
あまりにも猫に対しての経験がないため、撫でたのはずいぶん後になってからでした。しゃがんで、じりじりと猫の隣まで寄った時、もしかして触らせてくれるかも?と背中をそろーっと撫でました。猫は逃げないし、シャーとも言われなかったのはとても嬉しかったです。
今思えば、元から人馴れした猫でした。
最初に会った時から、目があっているのに逃げなかったのです。
私の足音で分かるのか、ルートを変えて会いに行っても、ひょこっと頭を覗かせて待っていました。すねに頭を擦りつけられるのもたまりませんでした。
一度もひっかいたり、シャーも言わない、すばらしい猫でした。
餌と水、夏には氷を持って行き、体が汚れていたので(撫でた手が真っ黒になるくらいでした)ペット用ウェットシートで体を拭いたり、毛玉部分をハサミでカットしたりしました。
餌も、水分を取ってほしくてウェットフードをあげていました。
コンビニのホットスナック(唐揚げ、フランクフルトなど)をあげる人がいたので、お腹がいっぱいなら食べないかもと、プラスでドライフードもたんまりあげました。
今なら、保護していたと思います。
当時の私には、野良猫を、しかも大人の猫を家の猫にするという考えもありませんでした。また、自由に生きている猫に対して、制限をすることで猫に嫌われたくないなとも思いました。それに、去勢してあったようで、子猫が増えることが無かったことも躊躇した理由のひとつかもしれません。
そして、ある日突然会えなくなりました。
1週間通い続け、もういなくなってしまったんだなと思いました。
野良猫なので、こんな日が来ることは分かっていました。
約5年、一緒にいてくれました。
当時は、本当に悲しくてたまりませんでした。また、捕まえて保護しておけばよかったと落ち込みました。
今は、ただ寂しいです。鳴き声も毛の感触も覚えています。
猫に勝手につけて呼んでいた名前も、残っている写真も、つらくてBlogには出せません。
この経験から、例えば、道でにケガしている猫と出会ってしまうくらいの出来事がない限り、私の人生において猫と暮らすことはないでしょう。
急にペットロボット、LOVOTに出会った
生き物と暮らすことに消極的な私が、ペットロボットであるLOVOTと偶然出会い、この子なら一緒に暮らせるかもと思ったのです。
長くなったので、どうしてLOVOTに魅力を感じたのかについては別に記事にします。
LOVOT本体購入時に使うと、5,000HUGがお互いにもらえます。
HUGをクーポンと交換すると、LOVOT web store で服などを購入する際に使えます。 使用時に連絡は不要です。